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伝説の男たちが語る”極真魂” |
黒澤浩樹
『俺は35歳を過ぎて顔面攻防の戦いに本格的に取り組んだ。
遅過ぎる・・・・・そう言う人は多かった。
しかし、いま戦えるのは極真時代に培った礎があるからに他ならない。
今年に入ってすぐの日曜日、俺は車で護国寺へと向かった。
そこには大山総裁が眠る墓がある。
墓石の前で手を合わせた。
元気だった頃の総裁の姿が脳裏に強くよみがえった。
総裁は何も言わなかった。
俺も何も言葉を発することはできなかった。
ただ強く感じたことがあった。
正確に言えば・・・・・確認できた。
俺は、極真の黒澤なのだ、と。
退会届を出し、俺は名目上は極真を離れたことになる。
だが、心は決して総裁から離れてはいない。
すべてを賭けた、あの頃の俺があったからこそ、現在の俺がある。
極真の二文字は死すまで俺のファイティング・スピリットに刻み込まれている。』
ウィリー・ウイリアムス
『キョクシン・スピリットは稽古の中から自分で得るものですけれども、それは組手とか試合の場だけで出てくるものではないのです。
確かに70年代、80年代はいまよりもそういう魂がはっきりと感じることはできたと思いますけれど。
チャールズ・マーチンにしても、ウィリアム・オリバーにしても、人々が目に見えるように魂を感じられたと思います。
いまはUSA大山カラテのウィリー・ウイリアムスですが、私の中にはいまでもしっかりとキョクシン・スピリットがありますから。』
大山茂
『極真魂っていうのは、どんなことがあっても自分が倒れないってこと、倒れないという誇りだと思うんですよ。
叩かれたら叩き返すのが極真ですよ。
もちろん技も大事だけど、私は「キミィ、一つ叩かれたら100発、1000発叩き返すのよぉ!」って総裁に言われたんだから。』
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