極真空手はフルコンタクト空手、徒手空拳の直接打撃制の空手ですから、素手素足で戦います。
普段の道場稽古では、スパーリング(組手)時にサポーターをしますが、一般部の試合ではサポーターは一切つけません。
ですから、攻撃に直接に使う手足、防御にも使う手足を鍛えていないと、空手になりません。
特に鍛錬が必要なのが、「スネ(脛)」です。
スネは「弁慶の泣き所」と言われるように、鍛えていない状態だと、硬いところにぶつけると声が出るほど痛いものです。
その状態では直接打撃制の極真空手は通用しません。
鍛えていない軟らかいスネでは、相手の下段回し蹴りに対してスネを上げて受けるスネ受け(スネブロック)はできませんし、逆に自分が下段回し蹴りをしたときに、スネを鍛えている相手にスネ受けされたら、攻撃した自分がダメージを受けてしまいます。
ですから、スネは鍛えて硬くするのは極真空手では必須ですし、部位鍛錬で最も重要視するのはスネです。
スネは誰でも初めは軟らかいものですが、時間をかけて鍛えていくと驚くほどに硬くなりますし、痛みに慣れていきます。
また、スネ以外の部位、正拳、手刀、裏拳、肘(猿臂)、中足などの部位鍛錬も平行してやっていくことが望ましいです。
そこで、部位鍛錬の自主練について見ていきます。
1,スネ
極真空手家の部位鍛錬で最優先して鍛える必要があるのがスネです。
スネを鍛えて硬くすると、躊躇なく思い切り足技を出すことができますし、相手の下段回し蹴りに対してもスネで受けることができるようになります。
スネの部位鍛錬の自主練については下記のサイトをご参照下さい。
部位鍛錬 スネの鍛え方 脛骨を鍛える
部位鍛錬 スネの鍛え方 前脛骨筋を鍛える
2,正拳、手刀、裏拳、肘(猿臂)
手、腕全般も鍛えます。
実際の試合に使うのは正拳がほとんどで、手刀や裏拳は使いませんが、空手家として実戦を想定し、幅広く鍛えることが大切です。
肘(猿臂)は、防御に使う部位でもありますのでしっかりと鍛えましょう。
正拳、手刀、裏拳、肘(猿臂)の部位鍛錬の自主練については下記のサイトをご参照下さい。
部位鍛錬 正拳の鍛え方 拳ダコ作り
部位鍛錬 腕(正拳・裏拳・手刀・猿臂)の鍛え方
3,中足
前蹴りで使うのは中足。
ケガをしないようにするためには鍛えるのが望ましいです。
中足の部位鍛錬の自主練については下記のサイトをご参照下さい。
部位鍛錬 中足の鍛え方 前蹴りの威力強化
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