極真の精神をひとつ申し上げましょう。
極真の精神とは、「頭を低く、目を高く、口をつつしんで、心を広く、孝を原点とし他を益す」。
つまり謙虚になって人のために働けというのが、極真の精神なんです。
これは世界平和のためにも通じる精神です。
これは儒教の言葉で、日本の精神であり、武道の精神でもある。
ちょっと金があるからといってイバっちゃだめ。
偉いからといってイバっちゃだめ。
頭を低くして、謙虚さが人間をつくる。
空手という強さがあっても、それを表に出しちゃいけない。
いつも人には優しく、そのかわり人生の目標だけは高くもちなさい。
口をせまくして心を広く持ち、何でも寛容に平等に、温もりのある人生を歩け。親に孝行をすることを基点として、社会に奉仕する精神を忘れるな、ということです。
対談より |