黒帯〜極真空手の黒帯になるための徹底ガイド〜
 
 
 
 管理人・左衛門 極真空手修行記

左衛門 極真空手修行記 リスト



トップページに戻る

 洗濯について  左衛門極真空手修行記(2018/3)


今日は、空手の練習とは少し違うが「洗濯」について触れておきたいと思う。空手の練習に行くと必ず汗をかく、練習の時に使う道着や、サポーターなどは必ず洗濯する。

最初は、道着から。道着は空手の練習で使わない日はないでしょう(選手クラスで短パン・Tシャツで練習する場合は別)。私は必ず練習が終わったその日に自分で洗濯するようにしている。 皆さん、もしくは皆さんの道場の方で、道着が黄ばんでいたり、黒カビや赤カビが発生している方はいませんか?黒カビは分りやすいですが、赤カビは道着が段々ピンク色に変わっていくものと言っていいでしょう。

毎回、練習が終わって道着を洗濯しているのに道着の白さを保てない方は、道着をすぐに洗濯しないからと思われます。道着は大量の汗を染み込んでいます。そのまま一晩おいておけば、黒カビ菌や赤カビ菌の餌食になること間違いなしです。

赤カビ菌の正体は「酵母」が繁殖したものだそうです。汚れとして目に見えるのが早く、汗をかいたままの湿った道着を放置したり洗濯カゴに入れっぱなしにすると空気中の酵母によって繁殖してしまうのです。そして、きちんと洗っているのに、洗濯のたびにピンク色が濃くなるのは、汚れが十分に落ちていない証拠です。汚れが十分落ちていないと乾くまでの間に酵母が繁殖してピンク色になることがあります。こうなると普通の洗剤ではなかなか落ちないのでこうならないように、その日のうちに私は洗濯します。ですから長年使ってる道着でも白さを保っています。

道着に黒カビや赤カビが発生してしまったときに陥りやすいのが、漂白剤を使って洗濯してしまうことです。左近さんもブログで紹介していますが、塩素系の漂白剤を使ってしまうと「極真会」のロゴの色まで変色してしまいますので注意が必要です。

次に洗濯するものはサポーターでしょうか。毎回練習が終わって洗濯する方もいるでしょうし、全く洗濯しない方もいます。全く洗濯していない方のサポーターは、身に着けただけで独特の酸っぱい臭いが道場に充満してしまいます。周りの方たちの迷惑にもなるので、毎回と言わなくてもきちんと洗濯したほうがいいでしょう。洗濯が出来なくても、家に帰って陰干しくらいはしておくとよいと思います。

最後に帯ですが、黒帯になってからというより茶帯の1級になってからは年に1回から2回ほどしか洗濯しないようになりました。 それまでは道着と一緒に毎回洗濯していましたが、次の新しい帯がもらえるには時間がかかると思ったのと色が落ちるのが嫌だったのでこのようになりました。「黒帯は何色にも染まらない」と言われますが茶帯や黒帯は汚れが目立たないのでこのようにしたともいえます。とはいっても全く洗濯しないわけにはいかないので、夏場の汗を沢山かく時期に洗濯するようにしています。普段は、練習が終わって家に帰ったらすぐに陰干ししています。

繰り返しますが、道着だけは毎回練習が終わったらすぐに洗濯することをお勧めします。いつまでも白い道着を保って日々の練習に取り組みましょう。                                    

押忍。




 
  当ホームページ「黒帯〜Black Belt〜」に掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。  
Copyright (C) Kuroobi All Rights Reserved.