黒帯〜極真空手の黒帯になるための徹底ガイド〜
 
 
 
 管理人・左衛門 極真空手修行記

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 サーキットトレーニング  左衛門極真空手修行記(2016/11)


先々月、極真空手に復帰し、道場稽古を再開したことを書き、洗礼を受けたことを書きましたが、ここの道場生が強くなっていく道場であることを今日は紹介します。

先生より「黒帯と茶帯だけ残ってのスパーリングもありますよ」と言われ「押忍、付いていけるよう頑張ります」と答えたが、この時先生は世界大会を控えており、道場の指導に来られないことが時々あった。他の黒帯の先輩がその時は指導してくれるのだがが、先生がいない時ならではの、練習後の自主トレメニューがあった。
それが、地獄のサーキットトレーニングだった。

一般の練習が終わり、ほとんどの道場生が帰った後、黄色帯や、緑帯以上の大会で実績を残した道場生が残っていた。「じゃ、スパーリングしましょう!」と黒帯の先輩の声がかかった。
「左衛門さんも付き合って下さい」と言われ「押忍」と答えた。普通のスパーリングではなく、自分の苦手な攻撃を相手に伝え、スパーリングの中で出してもらうというものだ。
7人〜10人が通常のメンバーのようだ。1分で2回り行った。

スパーリングが終わると、「さあ〜行きますよ」と言ってみんなが階段を下りていく。ここの道場は4階建てのビルの3階にあった。
ビルの1階まで下りていき、4階までのダッシュを10本行った。スパーリングだけでもしんどいのに、このダッシュはさすがにきつかった。酸欠状態だった。

ダッシュが終わり道場に戻ると、バーベルやダンベル、鉄アレーなどを人数分、道場全体に丸く並べる。ベンチプレスも、カールも軽めの設定だった。
その他、スクワットは自分の体重で、シットアップは台を使って。鉄アレーはシャドーを行うようだ。「もっと負荷をかけても大丈夫なのに」とこの時は思った。

並び終えて、それぞれが位置に付いたら「始め―」の声で30秒間それぞれのメニューをこなす。
終わったら次のメニューを30秒間というふうにサーキットトレーニングを行った。
一つ一つはそんなに重たい重量ではないのだが、連続しての動きとなるとかなりしんどい。
一回りしたところで、先輩より「きつい人は抜けて良いですよ」と声が掛かった。
後輩が2人抜けたが、茶帯としては「抜けられない」と意地になっている自分がいた。

しかし、しんどかった。2回り目の途中から記憶が無かった。
2回りしたところで先輩より「きつい人は抜けて良いですよ」と声が掛かり、黒帯の先輩二人だけ残り、全メニューをこなし3回り目が終わったところで全員のサーキットトレーニングが終わった。

3回り目の先輩の動きは夢の中で見ているような感じだったと思う。
片づけをしたこともあまり覚えていなかった。
負荷が軽めで助かったという思いが後からよぎった。
記憶が戻ってきたのは、着替えてみんなで道場から帰るころからだろうか?このサーキットトレーニングは先生のいない時限定らしいのだが、先輩曰く「先生の選手稽古はもっときついよ」だった。
「こんな練習していれば強くなるよな〜。」と納得させられた日だった。
練習で記憶が飛んだのはこれが2回目になるだろうか。
しかし、黒帯の先輩はすごかった。
あのようになれるのだろうかというか、ならなくてはならないと思う日だった。   

押忍。




 
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