黒帯〜極真空手の黒帯になるための徹底ガイド〜
 
 
 
 管理人・左衛門 極真空手修行記

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 ボクシングの経験 2 左衛門極真空手修行記(2016/3)

前回はボクシングの経験について触れましたが、今回はその続きです。

ボクシングのジムで、準備運動・ストレッチ・縄跳びをすませるとシャドーに入る。
まずはジャブから。
あしたのジョーでいう、「あしたのためのその1」になる。
空手の突きとボクシングのパンチ。
似ているようで違う。
と認識しているし、会長からも「違う」と言われた。

このジムにお世話になる前の支部では、世界大会出場経験もあり、キックボクシングの試合にも出たことのあるF師範から、キックボクシングでのジャブの打ち方を教わっていた。
そのおかげもあり、会長からは「ジャブは上手いよ。」と声をかけてもらった。
技術的なことは別として、イメージ的に空手の突きで瓦は割れるが、ボクシングのパンチでは瓦は割れないと理解した。
最初の2ラウンドはジャブのみで行った。

次のラウンドは、右ストーレートを入れて。
つまり「ワン・ツー」。音楽に合わせ、リズミカルに「ワン・ツー」と打っていく。
シャドーは、空手の練習の中でも行っていいたが、3分間は長い。パンチの練習だが、膝を柔らかく使うように指示が飛ぶ。
ステップも入れながら動く。
これも2ラウンド。
次は、「ワン・ツー」に「フック」を入れ「ワン・ツー・スリー」とパンチの数が増えていく。
単調な基本的な動作を繰り返す。
打ち方などおかしなところは、修正が入る。
ここで、他の練習生がやってきた。
準備運動、ストレッチ・縄跳びと私と同じメニューを遅れて行う。

先輩の練習生にあいさつをさせてもらった。
会長から紹介があり、私が極真空手を経験していたことも紹介された。
「今度、慣れてきたらスパーリングしましょう!」とあいさつされた。
「お手柔らかに!」と返事させてもらった。

会長から、次はパンチングボールを叩くように指示された。
会長が手本を見せてくれた。
右・右、左・左と「8の字」を描くように打つように、ボールは前後の動きだけになるからと。
・・・まったく上手く打つことが出来ない。
テレビで見ていると、プロボクサーがリズミカルに打っているが、全くダメだった。
3分2ラウンドがもったいなかった。

そして、サンドバック打ちへ。
小さいサンドバックと、大きいサンドバックを交互に叩く。
小さいサンドバックはパンチのキレ。
大きいサンドバックはパンチの威力を意識するように指示された。
大きいサンドバックは空手の道場にもあるので大丈夫だったが、小さいサンドバックのパンチのキレはまだまだ。
サンドバックが大きく揺れないように、打った瞬間、「への字」に曲がるように打てと。

その時先輩はミット打ちを見せたくれた。
会長の持つミットをリズミカルに打っていた。
パンチのキレが鋭く、いい音を鳴らして叩いていた。
会長がミットで攻撃する、ダッキングやスウェーで躱し、打つ。 
・・・これはかなわないな〜と思った。   

(続く)  
                                   

押忍。




 
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