黒帯〜極真空手の黒帯になるための徹底ガイド〜
 
 
 
 管理人・左衛門 極真空手修行記

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 年末年始と寒稽古 左衛門極真空手修行記(2015/12)

新年、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

年末年始は道場稽古も休みになり、お酒を飲む機会も増え、クリスマスやお正月などの料理をたくさん食べて太ってしまう方も多いのではないでしょうか?

毎年の事だが稽古始めがおっくうになる。
私が住んでいる地域は日本海側の為、一年を通して雨が多く、冬は雪が積もることもありランニングなどの自主トレも出来なくなり、その状態でお正月を迎えると体を動かす機会も減ってしまう。

今年は暖冬で雪も降らず、雨の日も少なかった。
そのため運動不足にならないように体を動かすことが出来た。
おいしい料理を食べる機会や、お酒を飲む機会は多くあったが体を動かす事が出来たので万全の状態で稽古始めを迎える事が出来るだろう(この時点では稽古開始していません)。

更に田舎に帰省した際、趣味である城巡りをしてきた。
そこは山城で、駐車場に付くと正面には急な階段がそびえていた。
冬季期間は閉鎖しているため観光客は少なく、「階段ダッシュ出来るな」と階段を駆け上がる。
半分くらいのところで太腿に乳酸が溜まり出したのかしんどくなってきた。
そこからさらにダッシュ。
頂上に着いた時は酸欠状態になっていた。
正月から良いトレーニングが出来た。

そして稽古が始まると恒例の寒稽古が待っている。
私は仕事の関係で、あまり寒稽古には参加できないが、うちの道場では海水浴場で寒稽古を行っている。
雪ならまだいいが、みぞれが降ると道着が濡れて寒さは倍増する。
日本海の荒波に向かって基本稽古、補強、浪打ち際での組手などが行われる。
海は冷たいと思われがちだが意外と暖かい。

私が以前在籍していた道場では、川で寒稽古が行われた。
同じように川に膝まで入り、基本稽古。
浅瀬に移動して拳立てを行った。
流れに向かっての拳立てだったため、腕に当たった水が頭の上から全身にかかってきた時は冷たいというより痛かった。
組手の時は、手と足の感覚は完全にマヒしていたように思う。

この寒稽古は武道として極限状態まで自らの身体、精神を追い込み、そこで自らの弱さに打ち勝ち、自らの前途を開くことを一つの目的としている。
寒稽古は根本的に一般のトレーニングや、科学トレーニングの考えとは正反対であり室内での稽古と比べるとケガなどのリスクも増えてしまう。
しかし、武道である以上体力や技術レベルの向上より、精神鍛錬に重点をおいて行っている。

今年もこういう稽古を通して、気を引き締めて武道修行に邁進してい
きます。
本年が皆様にとって充実した、健康で幸せな年となりますよう祈念いたします。

押忍。




 
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