黒帯〜極真空手の黒帯になるための徹底ガイド〜
 
 
 
 管理人・左衛門 極真空手修行記

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 世界大会 左衛門極真空手修行記(2015/11)

先日、第11回全世界空手道選手権大会が開催され、ブルガリア代表のザハリ・ダミヤノフ選手の優勝で幕が降ろされた。

ベスト8に日本勢は2名、ロシア勢が4名、ブルガリア勢が1名、フランス勢が1名。
日本勢はベスト8の壁を破ることが出来なかった。

日本人の私としてはとても残念な結果になってしまったが、日本代表として期待とプレッシャーの中で戦った日本代表の選手の健闘をたたえたいと思います。
その反面、極真空手が発足して51年。
着実に世界に極真空手が普及していることは嬉しいことでもある。

近年はロシア勢、ヨーロッパ勢の台頭が著しいが第6回世界大会から第10回世界大会まではブラジル勢が台頭していた。
そのブラジル勢も今回の大会では苦戦していた。
このように考えれば時代の移り変わりと同じで世界大会を席巻する勢いも移り変わりしている。
日本勢が勢いを取り戻す日も必ず来ると思うし、来てもらいたい。

さて、世界大会に出場する選手がどれだけ凄いのか触れたいと思います。
私が以前在籍していた道場には、その時、世界チャンピオンになった方と、世界大会の代表になった方の2名の方がおられ、指導をいただいた。
まさに世界大会に向かう時に指導していただいていたのだから、空手家の中ではとても恵まれていた環境の中で稽古していた。

世界大会代表の2名の方々は支部の内弟子や選手クラスとの特別稽古でスパーリングをこなしていたので、私達一般生徒とのスパーリングは無かった。
なぜなのかと言えば軽くスパーリングしているつもりでも何人かの先輩達の肋骨を折ってしまったということがあり、一般生徒への安全性を考え禁止になっていたのだ。

そして約束組手の指導をいただき、軽く内股の下段を受けただけでアザになっていたこともある。
その時は何ともなかったのですが、家に帰ってお風呂に入った時にモモの内側が何かむず痒く思い見てみるとアザになっていたのだ。
軽く「パンッ」と当てられただけなのにだ。

キックミットを持った時も、軽く蹴りの見本を見せるために蹴っただけなのに、ミットを持っている腕にアザが出来てしまったこともある。
それほど世界大会の選手クラスの攻撃は凄かった。

そして何よりも凄いと思ったのは、世界大会が終わって数日後。チャンピオンになられた方が道場でマッサージを受けていたのですが、あれだけの激闘を繰り広げていたのに、体にアザひとつ無かった。
なんていう体なんだろうと驚いた覚えがある。

40歳を過ぎた私達壮年空手家が出来ることは、日本代表の選手を応援すること、サポートすることだと思う。
近年の世界大会の会場に行くと、海外からの応援団の数が以前と比べると増えているように思う。
というか、会場が日本なのにアウェーのような雰囲気さえ感じるほど海外勢の応援が多い。

今回の世界大会は仕事の関係で応援に行けなかったが、次回は応援に行きたいと思うし、日本全国の門下生の皆さんにも応援に駆け付けてもらいたい。          

押忍。




 
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