黒帯〜極真空手の黒帯になるための徹底ガイド〜
 
 
 
 管理人・左衛門 極真空手修行記

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 摺(すり)足 左衛門極真空手修行記(2015/10)

最近、足腰の鍛錬に摺足を取り込んだので、紹介したいと思います。
摺足と言えば相撲です。
お相撲さん達が下半身を鍛錬するための基本が、摺足と四股です。

私の今までの下半身(足腰)の鍛錬はスクワット、ジャンピングスクワット。バーベルをかついでのスクワットなどを行ってきました。
四股も取り入れていましたが、今回、見よう見まねで摺足を行ってみたのです。
やってみた感想は、「見た目よりもしんどく、下半身に効いている」です。

私の場合ですが、短い時間で効果的に下半身に効かせられるように思えたのです。
スクワットでも下半身の筋肉には効くのですが、空手の動きに連動させる練習法として考えて、摺足が良いのでは、と思えたんです。

先日、道場での練習のスパーリング中に、先生より「左衛門、下半身が安定していない。ベタ足になってるぞ。」と注意された。
別の先輩は、「フットワークで動くのも良いが、空手なんだよ。フットワークで動くならキックボクシングと同じだ。」と注意されていた。
「空手は武道なんだから武道らしく。」と強調された。

そこで、自分なりに考えて武道らしく動くために、そして自分に合った練習方法を考えようと思って調べていると、「すり足をすると股関節周りの柔軟性と、インナー強化やしなやかさが増し、股関節が立体的な動きになりやすい。立体的な動きになればなるほど、武道やスポーツにおいて力が入りやすいポジションが増えて、優位と言えます」と紹介されていた。
また、大相撲の大横綱「白鵬関」のテレビで映る、普段歩いている姿を見ると、足腰がズッシリとしていて安定しているように見えた。
取り組みの中でも、相手より下から入って体勢を崩すのが抜群に上手いと感じています。

また、攻撃の際に頭の位置を動かさず間合いを詰めて行くと相手は間合いが詰った事を察知できず、察知した時はもう既に遅しとなり、反応が少し遅れるという。
人の目が見て、脳が相手の動きを察知するのはフットワークなどの上下運動の方が解りやすいようだ。

この動きを意識して、摺足をやってみてスパーリングの時に頭を動かさず動いてみた。
まだ上手く出来るわけではありませんが、この時はいつも間合いに入るのに苦労している先輩の間合いにすんなりと入ることが出来た。
効果はありそうだ。

このように考えて行くと、「摺足は取り入れるべきだ」と思えた。
今までも、下半身鍛練の為に「大気拳の這い」なども取り入れていたが、最近は合わせて練習しています。

木山師範の言葉に「筋トレで鍛えて、補強で練る」という言葉があったが、筋トレで鍛えて摺足や四股、這いで練って行こうと思う。

押忍。




 
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