黒帯〜極真空手の黒帯になるための徹底ガイド〜
 
 
 
 管理人・左衛門 極真空手修行記

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 型 左衛門極真空手修行記(2015/8)

先日、組手の試合は終わりましたが、今度は型の試合が開催される。
私が極真空手を始めた頃は型の試合は無かった。
昇級審査でも今のように型の種類は多くなかった。
以前も触れたことがありますが、私は型が苦手だ。
だから、型の試合と言われても興味も無かったし、ピンとこなかった。
今回、後輩の一人が型の試合に出る事になった。
そこで今日は型について触れておこうと思います。

極真空手の稽古体系は、準備運動、基本稽古、移動稽古、そして実践的なミット稽古やサンドバックを使っての稽古、そして組手稽古(スパーリング)へと進んで行く。
基本稽古も移動稽古も組手の為の稽古であるという事は前回も触れたとおり。
それと同じく基本稽古も移動稽古も型の為の稽古でもあるという事だ。

型の一つ一つの動作を分解したものが移動稽古であり、移動稽古を分解したものが基本稽古になる。
型の内容は実践で大切なものであり、反復練習して体に染み込ませるとこが大切だと思う。
型で大切なのは、体の運用であり体の使い方を身に付けること。
無理な体の使い方をせずに、早く有効に動く動きを身に付ける事が大切だ。
次に、技の連環。
つまり技の組み立てであり、相手を倒すのに大切な技を身に付ける事だ。
受けであったり、誘いであったり、決め技であったりを習得するということだ。

この日の自主トレで後輩は「観空」という型の練習をしていた。
私も以前、習ったことはあったのですが動作が確か50動作もあり、覚えられなかった。
その型を後輩が練習していた。
良く覚えられたものだ。
しかも2回で覚えたという。
私が苦手だから思うのですが、2回で覚えてしまう者もいるんだなと。

以前先輩がら聞いたのですが、ほとんどの型が「観空」に繋がっているという。
この型を分解して練習するために「平安T〜X」や「撃砕大・小」などの型があるのだと。

そして、今日の練習では「撃砕小」の型を全員で行ったのですが、すっかり忘れていたというか、思いっきり間違ってしまった。
いつもなら朝のランニングが終わると型の自主トレを行っていたのですが、夏の間の猛暑の為サボっていた。
そのため間違ってしまったのだ。
しばらくサボるとこんなもんなんだと痛感させられた。

私が思うには、型の上手い選手は試合も強いが、試合に強い選手が型が上手いとは限らないという事だ。
そして、型の上手い人はさまになるという事。

型をしっかり身に付け、そこから発展していく者を「型破り」というらしい。
型を持たない者を「型無し」というそうだ。
しっかりとした型を身に付けるため苦手な型の練習に精進して行きます。      

押忍。




 
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