黒帯〜極真空手の黒帯になるための徹底ガイド〜
 
 
 
 管理人・左衛門 極真空手修行記

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 インナーマッスル 左衛門極真空手修行記(2015/6)

今回は、インナーマッスルについて触れます。

まず、インナーマッスルというのは「内側の筋肉」とか、「深層筋」とも言います。
インナーマッスルの反対がアウターマッスルになり、「外側の筋肉」とか「体の表面の筋肉」と言われるものです。

胸板(大胸筋)や力こぶ(上腕二頭筋)などもこのアウターマッスルで、ベンチプレスやスクワットのような一般的な筋力トレーニングは、主にアウターマッスルを鍛える事を目的としています。
アウターマッスルは大きな力を出す事ができるので、運動を行う時に動作のメインパワーを生み出すという働きをしています。

私は20代後半から本格的ウェイトトレーニングに取り組み、アウターマッスルはそれなりに鍛えてきました。
ベンチプレスなら110kgを挙げることも出来ますし、胸囲は100cmを超えています。
しかし、何が原因なのかわららないのですが、肩の内側の筋肉を傷めてしまったようなのです。
襖を開けるとき、右手で左から右に開けようとし、右手を内側にひねって開けます。
この時に作用する方の筋肉。他に表現するならば、ペンを持って字を書くときに使う肩の内側の筋肉を傷めてしまったのです。

ベンチプレスは重り無しのバーだけでも肩が痛くて挙げられませんでした。
襖も右手では開けれず、字も上手く書けないくらいでした。
そこでインナーマッスルを鍛える事にしたのです。
インナーマッスルを鍛えるという事は以前から知識としては知っていましたが、はっきり言って取り組んできませんでした。
そして調べていくうちに、インナーマッスルは体の中で、この「補助的な動作」の部分を担当していて、体をひねったり手足を回転させて動作の微調整を行う時に「縁の下の力持ち」的な働きをしている筋肉だという事を再認識しました。
さらにインナーマッスルとは、一般的な筋トレでは鍛えるのが難しいが、鍛えておくとメリットがある細かな筋肉のことであるという事です。
つまり、インナーマッスルのトレーニングを行えば、この補助的な動作の能力が向上するということになるわけです。

空手の動きは、直線的なものだけではなく、回し蹴りなどは狙った方向に強く蹴ろうと思ったら、腰を素早く回転させ、腰をふる方向、足首のひねりなども微妙に調整する必要がある訳です。
そういった訳で、インナーマッスルを鍛えるにしました。

インナーマッスルを鍛えるようにして痛みも和らぎ、2週間でベンチプレスは再開できました。
しかし、最高の時の半分の重さでしかできませんでした。
そこから1ヵ月で元の重さを挙げれるようにはなりましたが、回数はそこまで回復していません。
壮年になり、若いころと比べると気を付けて体を動かさないと普段使わない筋肉が出来てしまうという事を痛感させられました。
これからは、普段から使わない筋肉にも意識を持ち、積極的に動かしていこうと思っています。
これからは、ウェイトトレーニング同様、インナーマッスルも鍛えて行きます。

押忍。




 
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