黒帯〜極真空手の黒帯になるための徹底ガイド〜
 
 
 
 管理人・左衛門 極真空手修行記

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 力を引き出してくれる先輩について 左衛門極真空手修行記(2014/6)

うちの道場には黒帯の先輩が多く、大会で優勝経験のある先輩も数人います。
また、大会では優勝していなくても、大会の出場経験の豊富な先輩も数人います。
今日はこの中でも、自分の力を引き出してくれる、自分より少し強い先輩(失礼な表現は勘弁してください。押忍!)の紹介をしたいと思います。

私は他の支部から移籍してきたので、この先輩と始めて手合せしたのは私が茶帯の頃。
茶帯くらいに他の支部から移籍してくると、スパーリングの時に黒帯の先輩たちから洗礼を受けることがある。
お前の技量はどれくらいなんだ・・・と。

後で分かったことですが、この先輩のスパーリングでのスタイルは、ガチンコタイプ。
始めてのスパーリングからいきなりガツンと強い突きと強い蹴りが飛んできた。
「いきなりかよ」と思いながら、潰されてはならないと応戦する。
私の場合、軽いスパーリングとガチンコのスパーリングではやはり心の持ちようが少し変わる。
倒されてはならないと試合に近い精神状態になる。
この時は何とか潰されずにクリア。

ある日の練習が終わった後、この先輩は試合を控えていたので他の黒帯の先輩たちと一緒に居残りでスパーリングを申し込まれました。
ここで逃げるわけにはいかない。
この先輩が元立ちになり、一人が4人を順番に相手する。
試合用の練習でスパーリングするためお互いにガチンコで強い突きと蹴りでの応酬が続きました。
私は3人目の相手だ。
ここでは、疲れのせいかこの先輩を押し込むことが出来た。

ここで分かったのは、チャンピオン経験者の物凄く強い先輩と違い、私より少し強いということです。
全く歯が立たない先輩と違い、お互いにやりたいことがある程度試せるということ。
ものすごく強い先輩との練習も良いが、この少し強い先輩によって、自分の力が引き出させてもらえることに気付けました。
つまり、噛み合う相手だ。
やりたいことが出来る分先輩のやりたいこともされてしまうという事だ。
肉体的にはしんどい相手だが、精神的に進歩出来る出来るように思います。

私の場合、仕事の関係で試合にあまり出ることが出来ませんが、この先輩との練習で試合に近い精神状態で練習することが出来ます。
そしてこの先輩の、試合の実績である程度自分の力を図ることが出来る。

この先輩は今回の試合には出場しませんが、また今度試合に出場してもらって是非とも優勝してもらいたい。
そして「左衛門さんにスパーリングパートナーをしてもらったお蔭で優勝できたよ」と言ってもらいたいものだ。

押忍。





 
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