黒帯〜極真空手の黒帯になるための徹底ガイド〜
 
 
 
 管理人・左衛門 極真空手修行記

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 自主トレについて 左衛門極真空手修行記(2014/3)

自主トレ

今回は、管理人・左衛門が日々行っている自主トレについて触れようと思います。

●ランニング
朝、家の近くの公園で軽くストレッチを行い、3キロほどランニングを行っています。
私は以前、ランニングが苦手だった。
「走るだけ」と思っていたからです。
しかし、この数年は違う。
この走る中に意味を見つけて走るように意識しています。
ペース配分はもちろんですが、一歩一歩足を出す際の重心の移動など、組手の動きを意識しながら走るように心がけています。
こう思えば、「走るだけ」ではなくなるものです。

●型
ランニングが終わり、公園に戻ると型の稽古を行う。
最近、取り組んでいる型は、 「抜塞大」 「征遠鎮」 「鉄騎V」 この型を、数回づつ行うのが日々の自主トレになっています。

型も以前は苦手だった。
それは、型の順番を覚えられなかったのも原因。
当然審査の時には覚えなければならなかったのですが、審査が終わればすぐに忘れてしまう。
仕事の関係で、数年間、審査を受けれなかった時期があり、道場稽古で型の練習をしても必要に迫られておらず、覚える気持ちがなかったのも事実でしょう。
しかし、1級の昇級審査を受審するあたりから意識が変わってきたのだ。
最近の極真空手の大会では、型の部門も開かれている。
この型の大会に出場する中学生女子の道場生と一緒に型の稽古を行った時、彼女の方が動きにキレがあり、小さい体なのに迫力もあったのだ。
型の三要素「力の強弱・技の緩急・息の調整」、これが、自分は全く出来ていないことに気付き、この時から意識が変わった。
意識が変われば不思議なもので、あれほど苦手だった型の順番が覚えれるようになった。
「意識が変われば行動が変わる」この時から、ランニングの後に、型の練習を行うようになっていきました。
地味な練習なのですが真面目に取り組めば体の使い方や、息の調整が出来るようになってきました。

空手の源流は沖縄であり、そして空手の型とは、武器を取り上げられ、武器を持たない沖縄の人たちがわが身を守るために、必死の思いで編み出した動きを元にしているとも言われている。
空手の型の中に、先人たちが伝えようとした英知が隠されていて、それこそ空手の真髄がそこにあり、空手のワザを具現したもの。
型のなかのひとつひとつの動作に、合理的な意味が含まれていて型自体がひとつの鍛錬法であり、空手の型に不必要な要素はまったくない。
型は組手と関係ないと以前は思っていましたが、最近では型を練習していくうちに、空手の真髄というか武道の真髄に到達すると思うようになってきました。

この前たまたま、合気道の練習を見る機会があり、「この動きは空手の型で言えばあの動きだな!」と思える場面がありました。
型の中の動きが、咄嗟の時に出せるよう自分の体に落とし込まなければならないと気付いた。
ルールがあるので、組手の中で生かせるワザではなかったとしても、護身の場面では使える技も多くある。
しかし、型をやらねば、そこが見えてこないので、これからもやり込んで行こうと思う。
型の中に秘められた先人たちの隠された情報を見つけるために。

空手の理念「理にかなった基本・地に沿った型・華麗なる組手」、ここを目指して、まだまだ空手の真髄を語れる立場ではありませんが、一歩でも近づけるよう、日々の自主トレを行っていこうと思う。

押忍。



 
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