A,極真空手に入門する方のほとんどが、「極真空手の黒帯」に憧れて入門します。 私もそうでした。 では、いったいどれくらいで極真空手の黒帯になれるのか? 少年部は除きます。 あくまで、一般部、女子部、壮年部の場合です。 答えの前に大前提として、「個人差がある」というのはご承知頂きたいと思います。 その上でお答えすると、4年から6・7年という人が多いです。 ですから、5年というのが極真空手黒帯取得の目安と言えるでしょう。 ただし、これは継続して5年続けた場合です。 身体能力がずば抜けて高く人一倍努力し全日本大会で活躍するような逸材クラスだと、3年ほどで黒帯を取得する特殊なケースもあるでしょうが、一般的に最短で4年、普通なら5年はかかります。 その一方で、10年以上かかってようやく黒帯を取得したという方達も大勢います。 一昔前までの極真会館では、「極真の黒帯は200人に1人」しかなれないと言われる位の狭き門でした。 現在でも、100人中数人でしょう。 ただ誤解のないようにして頂きたいのですが、これは余程強くないと黒帯を取得できないという意味とは若干異なり、稽古が厳しく、途中で辞めてしまう人が多いということの結果なのです。 また、これは極真空手に限らず、何か一つのことを5年間継続することはなかなか難しいものだからということもあります。 つまり100人に数人しか黒帯になれないというより、黒帯まで続けられる人が100人中数人しかいないと考えて頂いたほうがいいでしょう。 色帯の段階で一度極真会館から離れ、再び復帰して極真空手を再開したという方も大勢います。 そういうケースの場合、黒帯取得までかなりの年数がかかるものです。 10年以上かかって黒帯を取ったという方の多くがこのパターンです。 ですから、途中で辞めたり、途中で中断することなく継続することができれば、5年程度で黒帯を取得することが可能です。 極真空手修行は100m走ではなく、マラソンです。 焦ることなく、じっくりしっかり時間をかけて、一段一段階段を上りながら黒帯に到達しましょう。 極真空手の黒帯はそう簡単にはなれません。 厳しい稽古を約5年続けてようやく辿り着ける頂です。 それだけに価値がある帯、それが極真空手の黒帯です!