黒帯〜極真空手の黒帯になるための徹底ガイド〜
白い粒があり、それが塩か砂糖かは舐めたものにしかわからない/大山倍達総裁
 
 
極真空手・極真会館 昇級審査ガイド

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 極真会館昇級審査攻略のコツ

極真会館の昇級審査を攻略する、つまり合格するためのコツをご紹介させて頂きます。

昇級審査の内容は支部・道場により異なりますから、一概には言えない部分が多いです。
昇級審査合格の最も有効なコツは、「昇級審査の内容について事前に先輩に聞く」ことです。


●昇級審査の内容について事前に先輩に聞く
師範・指導員に聞ける環境なら、師範・指導員に直接聞くのがベストです。
何を聞くのかというと、「昇級審査で何をやるのか」ということです。
型は何をするのか、筆記はあるのか、組手はあるのかといった審査項目について確認しましょう。
また、補強があるとして、拳立ては連続30回なのか50回なのかで練習の仕方が変わってきますから、何をどのようにやるのかなど、より具体的な内容を事前に確認することが大切です。

ですが、もし聞けないようなら、道場の先輩に聞くようにしましょう。
先輩に聞く場合の注意点ですが、黒帯の先輩に聞くのはやめたほうがいいです。
何故なら、例えばあなたが白帯で、合格すればオレンジ帯になるという昇級審査の場合、黒帯の先輩が白帯だった頃(数年前)と今の昇級審査では、内容が異なっている場合が多いからです。
ただし、黒帯の先輩でも、昇級審査の補助や立会いをしているような先輩なら別です。
どんどん聞きましょう。
先輩に聞くなら、なるべく最近昇級審査を受けた色帯の先輩に聞くようにしましょう。


●型を最重要視する
昇級審査で最も見られる項目、昇級の評価基準とされる項目は、「型」です。
「基本」は普段の道場稽古でやっていることをそのまま昇級審査でもやるだけなので、何も難しくありません。
道場稽古通りやればOKです。
「移動」も普段の道場稽古でやっているものを復習する程度で十分です。
ただ、茶帯・黒帯になると、「移動」もしっかりできないと昇級審査・昇段審査に合格できないこともありますが、それ以外の色帯なら、道場稽古でやっている「移動」ができれば特に問題ありません。

一番の問題が「型」です。
「型」を覚えていない場合、昇級審査に不合格になる場合がありますので、必ず覚えて下さい。
ただ、「型」といっても数多くありますので、昇級審査で出る「型」を重点にやりましょう。
昇級審査でやる「型」については、必ず事前に師範・指導員に確認するといいと思います。
それが無理な場合は、必ず先輩に確認しましょう。

いずれにしても、昇級審査で最も評価されるのが「型」ですから、昇級審査までに「型」を完璧に覚えるようにしましょう。


●補強等がある場合は、全は無理でも1〜2つはクリアするようにする
「基本」「移動」「型」「組手」以外に、「補強」「柔軟」「ボール蹴り」「棒(帯)跳び」「逆立ち」などがある場合があります。
その場合は、もちろん全ての項目をクリアできるのがベストですが、そういう人はなかなかいません。
そこで、自分が得意なものを確実にクリアできるようにしましょう。

例えば、拳立てが得意なら、拳立て連続50回をできるようにする。
ジャンプ力が自信があるなら、ボール蹴りを確実にクリアするようにする。
こうして、仮に5項目あったとしたら、最低でも1つ、できれば2、3つをクリアできるようにします。
もし逆立ちが苦手で、逆立ちばかり練習して、他の項目がクリアできるなくなると逆効果ですから、得意なものを確実にクリアできるようにするといいでしょう。
そして、苦手なものは長期的に地道に練習を続け、次の昇級審査までにできるようになるように努力するといいと思います。

●筆記がある場合は丸暗記
「筆記」があるかないかは、事前に分かりますから必ず確認しましょう。
なければそれにこしたことはありませんが、もしある場合は、下記の7項目を丸暗記するようにしましょう。
昇級審査の2・3日前からで十分覚えることができるでしょう。

「筆記」は、学校の試験と同じです。
名前を書いたら、書けるものから回答していきましょう。
ちなみに管理人・左近は、「道場訓」は長いので後回しにして、それ以外の項目を先に回答し、最後に時間がかかる道場訓を回答するようにしていました。


■極真会館 道場訓
一、吾々は心身を錬磨し確固不抜の心技を極めること
一、吾々は武の神髄を極め機に発し感に敏なること
一、吾々は質実剛健を以て克己の精神を涵養すること
一、吾々は礼節を重んじ長上を敬し粗暴の振る舞いを慎むこと
一、吾々は神仏を尊び謙譲の美徳を忘れざること
一、吾々は智性と体力とを向上させ事に臨んで過たざること
一、吾々は生涯の修行を空手の道に通じ極真の道を全うすること

■極真の名前の由来
千日をもって初心とし、万日をもって極みとする。

■極真の精神
頭は低く、目は高く、口慎んで心広く、孝を原点とし他を益する。

■押忍の意味
尊敬・感謝・忍耐

■型の3要素
技の緩急・力の強弱・息の調整

■空手の定義
点を中心に円を描き線はそれに付随するものなり

■極真の理念
実践なくんば証明されず、証明なくんば信用されず、信用なくんば尊敬されない。


以上、極真会館昇級審査攻略のコツについてご説明させて頂きました。





 
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