黒帯〜極真空手の黒帯になるための徹底ガイド〜
金銭は尊し、されど頼るべからず。頼るべきは実力と健康と精神力なり/大山倍達総裁
 
 
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 極真の精神

頭は低く、目は高く、口慎んで心広く、孝を原点として他を益する



頭は低くというのは、謙虚ということを具体的、象徴的にいったものである。
「口慎んで」というのは、言葉はしばしば行き過ぎることがあるからである。
実行、実践よりも、言葉で物事を動かそうとすると、大きな間違いを犯すことがある。
即ち、軽薄に陥ってしまう。
武道家は大事な一つのことを思い決めて、その信念にしたがっていればよい。
必要なことはいわなくてはならないが、口下手でも大事な一言がいえればよいのである。
そして、広い心でいることが大切だ。
人の悪口をいうのは、おおむね妬みからである。
妬みの気持ちが起こるのは、自分が非力だからである。
あるいは、自分の高い理想に向かう心が弱いからである。
むしろ、人や物を慈しむ気持ちが大切だ。
たとえ、自分に敵対する者でも、その人のすべてを知れば、理解できる面をもっているものである。
もし、おシャカさんのような人であったら、相手の心を察して、どんな人にも慈愛の心をもつはずである。
また、それこそが、高い理想の行き着くところであるはずだ。
次に「孝を原点とし」について説明しよう。
極真カラテは、未成年者は入会時に親の認可を必要とする。
そして、まず教えることは、親孝行である。
武の道は、身に人を倒すだけの技術をつけるから、とくに人倫の道を教えることが肝心である。
これは日本の武道においても、孝養の道といって最も大切なこととして教えられていた。
極真カラテは「孝をもって始めとして、世に益すること」を第一としている。

●参考書籍・転載書籍
極真の精神/大山倍達






 
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