黒帯〜極真空手の黒帯になるための徹底ガイド〜
私の好きな歴史上の人物は、みな自分を磨き自分を向上させている/大山倍達総裁
 
 
極真空手・極真会館 道場稽古ガイド

極真空手 道場稽古ガイド



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 道場稽古中の小休止では必ず「水分補給」をしよう

極真空手の道場稽古の時間は1時間から2時間程度で、クラスによってまちまちですが、その1時間から2時間の稽古時間中に、必ず小休止が数回あります。
その小休止中に汗をふいたり呼吸を整えたりするのですが、最も重要視しなければいけないのは「水分補給」です。

20年前、30年前の日本のスポーツ界では、真夏の炎天下での練習中に水を飲めない飲ませないというのが当たり前の根性論が幅を利かせていましたが、それはとても危険です。
空手の稽古は主に屋内ですから、夏場などでも屋外の直射日光を浴びての炎天下でやるわけではありませんが、体育館などの空調がない施設での稽古はまさに蒸し風呂状態で、大量の汗をかきます。
そんな中、水分補給をしないで稽古を続けると、脱水症・熱中症などの危険性があるので要注意です。
ですから、小休止では必ず水分補給をするようにしましょう。

仮に喉が渇いていなくても水分補給しましょう。
何故ならスポーツマン・武道家にとっての水分補給は、「喉が渇いたから飲む」というのは正しい水分補給ではないからです。
喉が渇くというのは、体がすでに乾いているということを信号として発信している状態です。
細胞レベルの渇きをいやすためには、水分を補給してから40分以上かかるといわれていますので、喉が渇いてから飲むのでは遅すぎるのです。

極真空手家が道場稽古で行う水分補給は、喉が渇く前に定期的に補給することが大切です。
ですから、小休止では極力水分補給することをお勧めします。
特に大量に汗をかく夏場は水分補給はとても大切で、稽古後の1回の水分補給では足りませんので、稽古前の2時間ほど前までに250〜500ml程度の水分を補給し大量発汗に備え、稽古中には小休止の度に水分補給するようにしましょう。


では何を飲めばいいのか?
それほど大量の汗をかかない冬場などは「水」で十分ですが、大量に発汗する夏場などは「スポーツドリンク」がお薦めです。
というのも、空手家が道場稽古によって出す汗の成分は、水分だけではなく電解質が含まれており、その電解質の中でもナトリウムの損失が多いのです。
そこで単なる水だけで水分補給をしていると、血液の中でのナトリウムの割合が低くなり、頭痛・痙攣・虚脱感などを引き起こす「低ナトリウム血症」になる危険性があるので、水分と共にナトリウムを摂ることが望ましいです。
そこで、お薦めなのがナトリウムが含まれている「スポーツドリンク」です。
スポーツドリンクを選ぶときには、糖質が少ない「糖質が3〜8%程度含まれるタイプ」のスポーツドリンクにしましょう。





 
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