梶原一騎(原作)、つのだじろう(漫画)/マンガショップ/2007年 |
復刻版。
1969年から秋田書店の「冒険王」で連載が開始された『虹をよぶ拳』は、
『空手バカ一代』を始めとする梶原一騎の空手漫画の原点といえる作品です。
梶原一騎の格闘モノは大抵がストーリーの開始時点で主人公を強者として
描いていますが、『虹をよぶ拳』では貧弱で女々しい、イジメられっ子
を主人公に配し、彼が空手を通して成長する姿を軸にストーリーが展開します。
作中では大山倍達総裁をモデルにした空手家・鬼門兵介を最重要人物と位置づけ、"牛殺し"など数々の武勇伝がストーリ
ーに花を添えています。 |
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