黒帯〜極真空手の黒帯になるための徹底ガイド〜
 
 
 
 管理人・左衛門 極真空手修行記

左衛門 極真空手修行記 リスト



トップページに戻る

 柔道体験  左衛門極真空手修行記(2016/12)


先日、あるイベントに参加し、そこで柔道の体験をしてきました。
その柔道の体験が、空手に活かせる事を今日は紹介します。

それは勤務先のイベントで、フィットネスと柔道をコラボさせて皆さんに体験してもらおうと主旨で開催された。
私は高校の体育の授業で柔道を体験したことはあったが、30年も前の事で、授業で体験したのは「受け身」が中心だった。
だから、柔道は全く経験がないと言っていい。
このイベントが紹介された時、すぐに参加を決めた。
イベントのポスターには「ジャージ着用、柔道着歓迎!」と書かれていたが、担当者に「空手着でも大丈夫ですか?」と問い合わせると、「左衛門さんは空手の経験者ですね。
空手着でも大丈夫ですよ」という答えが返ってきた。

フィットネスと柔道をコラボさせて皆さんに体験してもらおうと主旨のイベントではあるが、きちんとした武道場を借りての体験会だった。
イベント会場に着くと参加者が集まっていた。
しかし、思ったより参加者は少なかった。
空手着に着替えて武道場に入った。
思わず、「押忍」という挨拶をして入っていた。教えてくれるのは柔道弐段で、子供達にも指導経験のある後輩だ。
当初は、この武道場で指導されておられる柔道七段の師範が来られる予定だったのだが、急遽予定が出来て来られなくなった。

まず準備運動を行う。
そして当然「受け身」の練習から始まった。
後ろ受け身、横受け身、回転受け身を行う。
柔道二段の後輩は「受け身がしっかりできるようになると、万が一転んだ時でもケガをせずに済みますよ」と声が飛ぶ。
私は、合気道を少しだけかじったこともあり、受け身の練習は自主トレに取り入れていたのだが、柔道の練習の要領で行うと、三半規管が振られることもあり、かなり目が回った。 ボクシングの世界チャンピオン井岡一翔選手は、回転受け身を繰り返し行ってからシャドーボクシングをしている。
三半規管を鍛える目的で行っており、パンチで効かされてもすぐに反撃に入れるようにとの事だ。

「皆さん、受け身の呑み込みが早いですね。
時間が余りそうなので何かやりたいことはありますか?」と聞かれ、皆のやりたい技が「大外狩り」と「背負い投げ」だった。
本当は、受け身の体験までしか予定していなかったようだが、投げ技を教えてもらえることになった。
柔道二段の後輩が投げられ役を引き受けてくれた。
技の仕掛け方を教えてもらい人生初めての投げ技を体験した。感想は、力はほとんどいらず、体の使い方で投げるという事だった。
「大外狩り」は実際投げられる体験も行った。
しっかりした体の使い方が出来ると気持ちいいくらい投げられてしまう。

何度か練習していると、「平安Xの型」の中に投げ技があるが、型をきちんと覚えて身に付けていれば柔道の投げ技に繋がることが理解できた。
「型」をしっかり身に付けていけば、柔道技に繋がる。先人の叡智が型の中に秘められているという事が理解できた日だった。
改めて、空手の素晴らしさを感じた日だった。


押忍。




 
  当ホームページ「黒帯〜Black Belt〜」に掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。  
Copyright (C) Kuroobi All Rights Reserved.