黒帯〜極真空手の黒帯になるための徹底ガイド〜
 
 
 
 管理人・左衛門 極真空手修行記

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 空手への復帰(3) 左衛門極真空手修行記(2016/9)

極真空手に復帰し、早速道場稽古を再開しました。
世界大会を目前に控えていた全日本チャンピオンから直接指導を受けれるという「ありがたさ」と、この道場で「通用するのか?」という不安の矛盾した思いでの稽古再開だった。

前回も触れたが、練習が始まって感じたことは、すべての動作が速い事。右三戦立ちで構える時も動作が速い。正拳突きも、受けも、蹴りも今までの支部で経験してきた動きより早かった。動きが速い事と、1年ぶりの空手の稽古ということもありしんどかった。最後までスタミナが持つだろうかという不安がよぎった。  

基本稽古が終わり小休止、何人かの道場生が話しかけてきてくれた。フレンドリーな道場だった。そして、みんな明るかった。
移動稽古が始まった。先生より「前屈立ちの姿勢で移動するが、意識して練習して、無意識に落とし込むまでやらないと、試合で腰が浮いてしまうぞ」と指導された。移動稽古の中で時々チャンピョンの組手理論が話される。「それを聞けるというすごい道場にきたなぁ〜」という感慨にふけりながら稽古していた。

ミット稽古が終わり、スパーリングへと移っていく。小休止の間にサポーターを付ける。段々緊張感が増してくる。最初は白帯まで全員でスパーリングに入る。全員で20人くらいだったか。突き技だけのスパーリングを行う。上級者が初心者の相手をする。
そして白帯が抜けて、突き技と下段のスパーリング。ここから全員で回していく。一回りしたところでオレンジ帯が抜ける。
技を全部使ってのスパーリングに入る。スパーリングをやってて思ったのは当たりがみんな強い。つまり軽めのスパーリングではない。今までの支部では軽めのスパーリングが多かった為、消耗が激しかった。

そして、青帯が抜けた。黒帯、茶帯、緑帯、黄帯が残ってのスパーリング。全員が強かった。オレンジ帯や青帯が相手の時は、気を抜くわけではないが精神面での消耗はあまりない。しかし上級者とのスパーリングは気が抜けない。 この道場では、緑帯、黄帯も強くて気が抜けなかった。強めのスパーリングということもあり黒帯の先輩と、茶帯の先輩には上段を蹴られ、いつしか下段へのダメージも溜まってしまっていた。「途中で倒れるわけにはいかない」という思いで必死だった。二回りでスパーリングは終了した。何とか最後まで持ったという感じだった。

稽古が終わって、茶帯の先輩から「緑帯の中学生の子は県のチャンピョンだよ」とか、「黄帯の高校生の子は県大会の2位だよ」とか紹介された。中学生・高校生でも強いわけだ。気が付くと足を引きずらないと歩けなかった。稽古初回から洗礼を受けた。

先生からは、「選手会の稽古もあるし、最後は、黒帯と茶帯だけ残ってのスパーリングもありますよ」と言われ「押忍、ついていけるよう頑張ります」と答えた。

空手の稽古再開初日からボロボロにされたが、ここの道場で稽古していれば強くなれるというワクワクした気分で道場を後にしました。


押忍。




 
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