黒帯〜極真空手の黒帯になるための徹底ガイド〜
 
 
 
 管理人・左衛門 極真空手修行記

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 ボクシングの経験 左衛門極真空手修行記(2016/2)

前回は顔面への攻撃について触れましたが、私が30代半ばの頃、転勤先に極真空手の道場が無く、ボクシングのジムに通っていた時の体験を書きます。

私は転勤族なのでいくつもの道場を渡り歩きましたが、地域によっては極真空手の道場が無い地域もありました。
転勤先で体を動かしたくて何か良いところはないか?
合気道の道場や、空手他流派の道場など何カ所か見学に行きました。
その中で、ボクシングのジムを見つけたのです。

ジムを覗けばそこにはサンドバックが何本か吊るしてあり、空手の道場にあるような大きなサンドバックもありました。
また、グローブやヘッドギヤが並べてあるところにレッグガード(スネのサポーター)が並べてありました。
「ボクシングジムなのにレッグガード・・・?」キックボクシングの練習でもするのかな〜と思い会長さんに質問すると、ちょうど「K-1」がブームになっていてボクサーが挑戦するなどがあり、蹴り技に対する練習も取り入れようと考えているとのこと。

私が極真空手をしていて、道場が無く体を動かす所を探していると説明すると、「他のボクシングのジムでは蹴らせないが、うちはサンドバックを蹴っても良いし、蹴り技を教えてもらいたい、是非ジムに来てくれ」と誘われ、即座に「お世話になります」と返事をした。
極真空手には顔面攻撃がなく、ボクシングには足技がない。お互いにそこを補いたいという事になった。
そのジムは会長宅に併設されていて、会長が留守の時でも家の人がいたらいつでも使っていいという事でした。
そしてアマチュアの選手数人と、プロボクサーは6回戦の選手と、4回戦の選手が一人ずつ在籍しているという事でした。

早速、その週から練習に行かせてもらいました。
空手の道場と大きく違うのは、練習を始める時間に決まりがないこと、好きな時間に行って、好きなだけ練習して、好きな時間に帰って行くというスタイルでした。
ここのジムの中は、リズミカルな音楽が流れていて、3分と、30秒毎にゴングが鳴っていた。
3分という時間を体に染み込ませ、インターバルは30秒。試合の半分のインターバルで息を整える練習という事になる。

準備運動、ストレッチをすませ最初に行うのが縄跳び、これを3分5ラウンド。しかしここの縄跳びの縄は、トラックの荷台を締めるような縄が使われていて太い。
スナップを鍛える目的で太いという事だった。
この縄跳びが簡単そうできつかった。縄が太いため、前腕の筋肉が悲鳴をあげた。
また、縄跳びは膝を柔らかく使うための練習だと教わった。
今まで遊び程度でしか縄跳びをしてこなかったから縄跳び一つでも目的が多様にあることを教わった。
縄跳びが終わると、ジャブのシャドーに入る。あしたのジョーでいう、「あしたのためのその1だ」。・・・続く。                                    

押忍。




 
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