今回は、女子部と、強い先輩について触れていきます。
●女子部
最近の極真では女子部の活躍が目覚ましい。
女子部でも、フルコンタクトでの試合も行われています。
うちの道場にも何人かの女子部が存在しています。
小学生の頃から空手を始めた人達がほとんどなので、黒帯もしくは茶帯がほとんどです。
練習の日程が違う関係であまり一緒に練習することはないのですが、たまに一緒になることもある。
また、試合が近くなるとスパーリングの相手をしてもらうために参加してくる場合もある。
女子部の全体的な特徴はとにかく体が柔らかいことだ。
特に股関節、膝関節が柔らかい。
小学生の頃から練習しているからなのか、開脚して頭が床に付くなんて当たり前に出来ている。
今回は、試合を控えている黒帯の女子が練習に参加しました。
中学生・高校生の部では、県大会や地方大会での優勝、入賞経験も豊富な子だ。
以前の練習では、上段回し蹴りをきめられてしまった苦い思い出がある。
接近戦での下突きの打ち合いからの上段だった。
まったく見えなかったというか予想していなかった。
私の場合、接近戦からの突き合いでは体が固く上段は蹴れない。
ところが、体が柔らかい彼女はそこからでも上段が蹴ってこれるのだ。
また、小学生の頃から空手を始めた者の特徴として男女問わず、下段を蹴るような感覚で上段を蹴ってくる。
今日のスパーリングでは、上段対策はしっかりできた。
一般男子に比べるとパワーでは劣るが、油断すると下突きでも効かされてしまうだろう。
それだけ腰の入ったしっかりした突きを打ってくる。
また、上段への蹴りだけ警戒していたら下段を効かされることもある。
中学生の女の子ならば効かされることはないと思うが、一般の女子部になると気が抜けない。
恐るべしだ。
●強い先輩
また今日は、久しぶりに練習に参加された先輩(歳は私より若い)がいる。
基本稽古から練習に参加したのは数年振りとの事。
そういえば以前は途中(移動稽古)から参加していたような…。
以前、ミット稽古でミットを持たせてもらったことがある。
前蹴りを受けたとき(前蹴りというか三日月蹴りに近かったか)ミットの上から効いてしまった。
中足を返して点を狙った蹴りがミットの上からレバーに突き刺さった。
全身の力が抜けるというか、筋肉が踏ん張れず緩んでしまいそうだったことを覚えています。
組手だったら完全に一本を取られていただろう。
普段あまり体を動かしていないのか、基本稽古、移動稽古と進んで行くたびに辛そうにしておられたが、サンドバック稽古ではパワーは衰えて無いようだった。
私が見た感じだと体幹が強く、ナチュラルなパワーがあり、全身の筋肉がうまく連動しているように思う。
普段稽古していないのにこの強さ、練習を続けていたらどこまで強いのだろう。
普段一緒に練習することのない相手との練習は新たな発見の場であり、すごくためになる。
いろんな相手との練習を通して自分をより向上させて行きたいと思います。
押忍。 |