今回は、自分の練習不足で体を痛めてしまった反省を書かせて頂きます。
なぜ練習不足なのか?と言えば、6月と8月、近い身内が亡くなりました。
二人の身内が亡くなり葬儀や法要などで自主トレの時間がほとんどなくなっていました。
気疲れも多少なりとあった。
壮年空手家ならば、年齢的に身近な人が亡くなるのは避けては通れない問題でしょう。
体力を落としてはいけないと食べるように気を付けていました。
しかし8月後半、洗面台の前で鏡を見てみると明らかに体型が変わっていた。
胸の筋肉は落ち、腕も太腿も細くなっていた。
体重計に乗ると3kg落ちていた。
9月に入り、精神的にも落ち着いてきたので自主トレを再開しました。
その矢先、道場の練習で左太腿を痛めてしまったのだ。
次回の昇段審査で二段を受審する先輩がいる。
二段と言えば「20人組手」が審査課題に入っている。
先輩たちは普段から練習しているので問題はないと思うのですが、道場の練習でも20人組手を想定した練習に取り組んで行かなくてはならない。
この日の練習は、4人一組になり、一人が元立ちになり3人が交代で攻撃を仕掛けていくスパーリングを行った。
連続して3人を相手にスパーリングし、交代していくというものだ。
元立ちになった人は一発の技ももらうことなく受け捌き、攻撃を返していくのが理想だ。
二回り目の最初の相手の時、問題は起こってしまった。
左太腿に右下段をもろに喰らってしまった。
普段ならもらわないし、例えもらったとしても耐えられるはずなのに、練習不足で足が弱くなっていたのだ。
右下段を捌ききれずに受けて耐えようと思ったのだが、これが効いてしまった。
しかも2発ももらってしまった。
足が痺れて動けない。
何とか一人目が終わり、二人目、三人目をごまかしながら何とかクリアした。
スパーリング中、倒れるわけにはいかない。
3回り目までに痺れはある程度解消したので倒れることはなかったのですが、完全に左太腿にダメージを残してしまった。
この日のスパーリングは3回りで終了した。
昇段審査の時は左太腿にもダメージが残りましたが、普段の練習でここまでダメージを負ってしまったのは久しぶりのことだ。
細くなってしまった腿を見て思った不安が的中してしまった。
今まできつめのスパーリングでも耐えられる体を作ってきたつもりだ。
しかし、体型もそうですが、2か月程度の練習不足でここまで違うものかと反省させられた。
今回、私には二段受審の資格はありませんが、身近にいる先輩と一緒に練習に取り組み、自主トレも含めて一から体を作り直さなければならないと実感した。
体は痛めてしまったが心地よい痛みだと思う。
このような反省があって前進できることもある。
生涯かけて武道修行をしていく覚悟なので、これからも道場稽古、自主トレを今まで以上継続して行い、強い壮年空手家を目指します。
押忍。
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