黒帯〜極真空手の黒帯になるための徹底ガイド〜
 
 
 
 管理人・左衛門 極真空手修行記

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 昇級審査 左衛門極真空手修行記(2014/7)

まもなく夏の昇級審査です。
今回は昇級審査に挑む後輩たちを紹介したいと思います。
うちの支部は、春夏秋冬と年4回の昇級審査が行われています。
支部によっては、年3回のところもあるようです。

審査の項目も支部によって若干の違いがある。
私もいろいろな支部を渡り歩いてきたので支部によってそれを肌で感じてきた。

現在の支部では、「基本、移動、基礎体力、型、組手」の審査が行われている。
基本と移動については普段の道場の稽古の中でしっかり練習していれば問題ないと思います。
私が一番苦手にしてきたのは「型」だ。
順番が覚えられないのが一番だった。
最近では、自主トレに型を取り入れるようになり苦手意識はなくなってきましたが、審査を受ける後輩たちにも頑張ってもらいたい。

以前紹介した50代で入門してきたAさん。
今回の審査はまだ受けれないようですが、次回の審査に向けて先生より「型」の指導をお願いされた。
「左衛門さん、Aさんに太極Tを教えてください」と。
太極Tは一番最初に習う型で、基本中の基本の型になる。
今になって思えば、簡単な型の筈なのですが、指導するとなると気が引き締まる思いがする。

やってみて、自分が教わるのと違って、人に教えるというのは難しいという事が分かった。
動作は、「正拳中段突き」と「下段払い」のみ、あとは足の運びだけの筈なのですが、初めて審査を受けようとする経験なしの白帯に指導するのは本当に難しいと思えたし、自分自身あらためて一つ一つの動作の意味を考えさせられた。
一緒に動いてみて、見本を見せて、動いてもらって、修正して…。
また、一緒に動いてみてと。

今回、緑帯を受けるBさん。
練習が終わり、自主トレの時間に「安三」の型の練習をしていた。
緑帯を受ける段階になると審査もだんだん厳しくなってくる。
一緒に練習し、技の分解をし、実際どのような場面でどの技が使えるのかの確認を行った。
やはり、改めて一つ一つの動作の意味を考えさせられた。
型の稽古は、技の緩急、力の強弱、呼吸などが大切になるし、真面目に取り組めば物凄い鍛錬になる。
体に染み込ませることが出来れば、イザという時の護身にもなります。

基礎体力についても、普段から道場の中で行っている補強をしっかりやっていれば問題ないと思う。
拳立てや柔軟など苦手なものを克服して行ってもらいたい。

組手に関しては、Aさんは今回受審しないが壮年部の白帯はなかったと思う。
ただ、緑帯を目指すBさんはしっかり普段の練習通り、技の攻防をしてもらいたい。
試合ではないので、しっかり「受け返し」が出来ているかどうかを見られるだろう。
今回は連続組手ではないはずですが、次回からは連続組手になる。
どちらにしても、しっかり声を出して、気合を入れて臨んでもらいたい。                   

押忍。





 
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