黒帯〜極真空手の黒帯になるための徹底ガイド〜
 
 
 
 管理人・左衛門 極真空手修行記

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 もうすぐ試合に出る後輩について 左衛門極真空手修行記(2014/5)

試合が近づいてきました。
最近ではいろんな大会が開催されていますが、今回はもうすぐ試合に出る後輩について触れたいと思います。

この後輩が、入門してきたのは2年半くらい前だろうか。
今回が2回目の試合になる。
前回の試合ではあまりサポートは出来なかったが、今回は出来る限りサポートして行きたいと思っています。
とは言っても、うちの道場は試合経験が豊富な先輩が多数いますので先輩たちの経験をフルに生かして邪魔にならないように。

試合に向けての道場練習は、ミット稽古、サンドバック、スパーリング(対人稽古)などがありますが、うちの道場の場合、試合に出る選手がいるとその都度、先生からの指示が出る。

(ある日の道場稽古の一部)

●ミット稽古
突き     得意なコンビネーションで10本3セット
突きと蹴り  得意なコンビネーションで10本3セット

数は少ないが、普段身に付けた技じゃないと試合には出せない。
しっかり身に付けるように指示されていた。

●サンドバック 1分30秒 5セット
試合時間を想定して時間をうまく使えるよう意識して行う。
スタミナをつけるための動きであったり、得意技を試してみたり、最後のラッシュを仕掛ける練習であったりなど、自分でテーマを決めて時間の中で動いてみる。

●スパーリング
ミット稽古・サンドバックで練習した技を、スパーリングで試すことを中心に行う。
1分10セット ここまでで道場稽古は終了したが、道場稽古が終わってからの自主トレが本当の意味での試合に向けた練習になる。


ここまでで、注意された内容を自主トレでさらに確認していきます。
ここからのサポートをしっかりやっていく。
この後輩は、あまり器用なタイプではなく突進型。
前に出る力は強い。
試合までの期間で器用な技を覚えるのには無理があります。
それよりも得意な突進を磨くことが大切だと思う。


(自主トレの一部)

●ビックミット稽古
突きと膝蹴り  道場の端から端まで 3往復

突進力を強めるためにビックミットを、突き技と膝蹴りだけで道場の端から端までを繰り返す。
突きと膝蹴りは威力抜群。
試合を想定しての練習なのでミットを持つ私は、押し返してみたり、左右に動いたりしながら行う。
ただ、突進するだけではないのでかなりしんどい練習だと思います。
後輩の攻撃が効かせられるような強い技だった場合は「ナイスパンチ!」「ナイスキック!」と声をかけて更にいい技を引き出させる。
攻撃に疲れて、気を抜いた時は前に詰める。
時には回り込んでみる。
より実践を想定して動いてみる。
ミットの持ち手の技量も大切だと思っている。
試合はトーナメント方式です。
勝ち上がれば当然、体にダメージが蓄積されていく。
そこで大切なのが打たれ強さ。
そこで打たせ稽古が必要になります。


●耐久力養成・ローキック対策
右アウトロー・左アウトローを耐える

今日は自主トレ最初の日なので、軽めに蹴って行った。
試合に向けて段々と耐久力がつくように衝撃を上げていかなくてはいけない。
最後は、全力に近い蹴りを受けれるようになれれば大丈夫。
しかし、無理は禁物。

●耐久力養成・パンチ対策
お腹(ボディ)と胸。

次は打たれ強さを鍛える。
お腹(ボディ)と胸に突きを放つ。
これも、最初なので今日は軽めに。
これもだんだんと衝撃を上げていかなくてはいけない。

これで、今日の自主トレ終了。
他の先輩たちからもいろいろと課題をもらっているので、試合までの期間でひとつでもよい成績が残せるよう課題をクリアして頑張ってもらいたいと思います。           

押忍。





 
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